Case Study福岡県商店街振興組合連合会・福岡県中小企業団体中央会

お客様:福岡県商店街振興組合連合会 様
福岡県中小企業団体中央会 様
実施時期: 2026年3月12日
場所: 福岡県中小企業振興センター
対象: 福岡地区の商店街関係者、商店主の皆様
プロジェクト内容: 商店街・個店経営に特化した「生成AI」実践講座の企画・登壇
デジタル化の波が押し寄せる中、多くの商店主はAIに対して「難しそう」「プロが使うもの」という壁を感じていました。セミナーの課題は、この心理的ハードルを取り除き、明日からの店舗運営に直結する「手触り感のあるスキル」を持ち帰っていただくことでした。
今回のセミナーでは、中小企業診断士・ITコンサルタントとしての専門知識を現場の言葉に「翻訳」し、明日からすぐに店舗運営に役立てていただくことを目指しました 。

今回のセミナーで最も反響を呼んだのは、実在する整骨院の店舗POP(張り紙)を題材にした「プロンプトの試行錯誤」の実演です。「一発で正解を出そうとしない」というAI活用の真髄を、以下のステップで解説しました。
「悩み」をそのまま伝える最初の指示
「予約なしの急な来院を減らし、複数回のまとめ予約を促したい」という店主の切実な悩みを、まずはそのままAIに伝えます 。
AIの回答への「ダメ出し」と「微調整」
最初に出てきた「少し長くて偉そうな文章」 に対し、「50文字程度で、温かみのある柔らかい表現に」とフィードバック 。この「キャッチボール」を繰り返すことで、アウトプットの品質が劇的に上がるプロセスを目の前で実演しました 。
言葉から「ビジュアル」への展開
確定した文章を元に、今度はAIに「画像を生成するための指示(プロンプト)」を考えさせます 。動物のキャラクターや笑顔のスタッフなど、店のトーンに合わせたデザイン案がわずか15分で完成する様子を提示しました 。

アンケートでは、特に整骨院の事例解説が「具体的で分かりやすかった」「自分でもできそうだと思った」と高い評価をいただきました。
実践への意欲
90分の講義後には、多くの方が自店舗の課題をAIに相談し始め、生成したPOP案を隣の人と楽しそうに見せ合う光景が見られました。
波及効果
「AIとのキャッチボール」という概念が定着したことで、セミナー後にはSNS投稿や口コミ返信の効率化に即座に取り組む店主が続出しています。

今回のセミナーで伝えたかったのは、AIの操作方法ではなく「AIとの付き合い方」です 。AIが出す答えを「60点の下書き」と捉え 、そこに店主の「情熱」と「人柄」を40点加えることで100点の成果にする 。この「共創」の楽しさを知った商店街の皆様が、今後どのような新しい商売の形を作っていくのか、伴走者として非常に楽しみです。
